小さな町の旧車スローライフ

ヤフーから引っ越してきました。 車、バイクを中心にネコ、旅行、音楽等の記事を不定期投稿しています。 自身の備忘録的なものが多いですが、よろしければ覗いてみてください。

カテゴリ:車弄り > STEP VAN

EAエンジンのライフ系で良く耳にする「始動性」の悪さ。
ウチのステップもあまりよくありません。
それにアイドリングも長続きせずエンストします。
 
プラグを見ると結構全体的に乾いたカーボンが付いています。
 
オイルが燃えてしまっているのかもしれませんが、取り敢えず思いつくことをしてみます。
 
先ずはキャブの清掃から。
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ジェット類をすべて外してエアーで清掃。
本体と内部はキャブクリーナーで。
 
ついでにフロートレベルを再調整。(やや低めに設定)
 
加速ポンプ周りも清掃&調整を行いました。
ついでに点火コイル&コードも別のものに交換
 
キャブを組んでキーを一段ひねり、燃料ポンプがコトコトいってキャブに燃料を満たすころを見計らってセルを回します。
二回目でブロロンと軽い音でエンジン始動~ 結構イイ感じ
 
少し高めの回転ですが、アイドリングも続いています。
 
プラグをチェックすると、カーボン付着もまあまあ改善されています。
 
 
ひとまず、この辺で様子を見ることにしてはじめてエアクリーナーを装着。
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エアクリカバーはちょっと汚いので、塗ろうかなと思います。

エンジンと並行してブレーキも整備します。
 
ドラムを外して中を点検・清掃・整備していきます。
 
先ずはセンターキャップを外します。
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出てきたナット。割ピンを抜き、36ミリのスパナをかけて緩めます。
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センターのナットが外れたらジャッキアップしてホイールを外し・・・
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裏返しに付け(ホイールナットはゆる~く嵌めます)
スライディングハンマーの要領でドラムを外します。
(ブレーキシューのアジャスターは緩めておいた方が無難です。)
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ドラムが外れたら点検です。
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シューやドラムは問題なかったので、
ホイールシリンダーをO/Hして再組み付け。
アジャスターはいっぱいに占めてから2ノッチ戻します。
 
後輪は外し方が少し違います。イメージ 6
先にジャッキアップしてからカバーを外すとナットが見えてきます。
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後は同様です。
 
 
 
 

今日で正月休みも最終日。
 
ステップは、始動性が悪くクシャミや吹き替えしもあるので、
タペット調整をすることにしました。
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二気筒エンジンの場合は、カムにガタが出やすいので、調整は上死点ではなく、一番二番両方に吸排気カム一つずつが作用している時に、ベース円を拾っているロッカーアームがあるので、そこを合計4か所調整していきます。
クリアランスは冷間で0.08~0.1なので、今回はすべて0.1ミリで調整しました。
 
排気側がかなり小さな値でしたので、空気の流れが悪かったかもしれませんね。
 
調整後は始動性、吹き返しともに結構改善できました。
 
ただし、規定値でのアイドリングがまだできないので今後も調整が必要です。

降ろしたシリンダーヘッドガスケット部を点検すると特に問題はなさそうです。
もしかすると、インマニのところの水路から水が混入したのかもしれません。
 
今回すぐにヘッドガスケットが入手できなかったので、以前出先で成功したやり方を試してみました。
 
ヘッドガスケットのダメージが大きい場合はダメですが、今回の様に吹き抜けのない場合は、液体ガスケットの併用で何とか直ったケースがありました。
(直した次の日に、横浜⇒豊橋 を結構なスピードで走破しましたが、その後も問題ありませんでした。)
 
と、いう事で、ヘッドの上下面とガスケットを丁寧に清掃して液体パッキン塗布。ヘッドボルトを規定トルクまで三段階で丁寧に締め付けました。
 
インマニの方も同様に行いました。
 
それから一週間が経ち今日の朝から点検作業開始~
 
先ずは、ミルキーなエンジンオイルを交換。
キャブはつけない状態で、ラジエーターに水を張り、プラグを抜いてクランキングさせます。
 
前回はこの時点で、プラグ穴から水が噴き出して来ましたが、今回はOK。
インマニ側にも水の浸入はなさそうです。
 
次にキャブとプラグをつけてエンジン始動。
 
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暫くすると水温も上がってきました。
 
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一度エンジンを止めてプラグを点検。
5番なので、少し焼過ぎ気味ですが、水の混入などは特に問題なさそうです
 
はじめはばらついていたアイドリングも段々落ち着いてきたので、点火時期を調整し、すこーしだけ試し乗り。(ブレーキは抜けているのでサイドブレーキで・・・・)
 
すぐ先の空き地までの20メートルくらいの初ドライブでしたが、
ちゃんと帰ってこれました
 
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あすはブレーキでもやろっかなぁ
 
 

本日朝に、タイ~ベトナムの4泊6日出張から帰国しました。
 
日本は寒くなりましたね~
 
家に帰って少し寝たら元気が出てきたので、
少しステップの作業をしようと思います。
 
燃焼室に水が入った原因ですが、やはりガスケット抜けが一番疑われるので、必然的にヘッド降ろしです・・・・最近続くなぁ
 
先ずはセオリー通りに、圧縮上死点を出します。
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オルタネーターとウォーターポンプのVベルトを外してから、ベルトテンショナーを緩め、タイミングベルトを外します。
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オルタネーターステイの固定ボルトと、
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エンジン振れ止めのボルトも外します。
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キャブ周りのワイヤーや配管と、水センサーの配膳類、エキパイとプラグコードを抜けばあとはヘッドボルトを外せばヘッドは降りるはずです。
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ヘッドボルトは緩める前に、ハンマーで一撃して張り付きを取ります
 
で、ヘッドが降りました。
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こちらはブロック側。
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ピストントップとヘッド側の燃焼室は真っ黒です。
 
つづく

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