どうも調子の悪いDAX。いろいろやっていくうちに悪化の一途です
今日は、ちょっと本腰を入れて・・・先ずは圧縮の測定
プラグホールにアダプターをつけて測定です。
結果は・・・
ほぼ圧縮なし・・・ タペットクリアランス調整(インテークが押し気味でしたが。)をしても変化無しでした。
と、いつ事でバラシ決定~
先ずはキャブ、マフラーを外し、シリンダーヘッドから。
ついでにシリンダーも点検のため、取り外し
バルブタイミングが狂わないように注意です。
ピストンは・・・まあOKでしょう。ちなみにこのDAXのエンジンはモンキーのクランクケースで組んであります。
このピストンは所謂初期型用の”Sクランク”に組み合わされるタイプです。(スカートの長いのは耐久重視のカブ用だったかもしれません。)
純正シリンダー三態。(A田君にも幾つかもらったので、いまは7~8個持っています)
CC表記が古いタイプだそうです
さて、やっぱりINバルブにカジリ痕があり、先端がすこし曲がって圧縮漏れを起こしていました。
いつもの自作スプリングコンプレッサーで交換~
リークテストもしておきます。
組む前にバルブクリアランスを0.06ミリにセット
圧縮は冷間で、7~8kg/C㎡ に復活しました
今回のバルブカジリの原因は、カムチェーンの弛みを疑おうとしましたが、SOHCではありえないことに気付き、ツーリング時のエンジン酷使とオイル管理の悪さかな~と思っています。
組んだ後、始動はしたものの、チョーク全閉とスロットル全開でやっとかかっている状態・・・・ガスが薄すぎ???
タイミングを見るも不安定・・・と言う事で、原因究明
フライホイールを外します。
このDAXのモンキーベースエンジン(ややっこしい~)には、シャリーのフライホイールが着いています。多分当時の私がエンジンを組むときに、そこらで手に当たったシャリークランクを使って組んだのでしょう。
(10年以上も前の話でまったく覚えていませんが・・・)
シャリーのクランクをモンキーエンジンに組む人は殆どいないと思われます。
ちなみにシャリークランクのフライホイール取り付け部の寸法は、”Lクランク”と同じですが、コンロッドの長さは短いので、ハイとの小さいLクランク用のピストンを組むと、上死点で1ミリ程シリンダーの上面より下になってしまい、適正な圧縮圧力が得られません
さて、不調の原因と思われるのは、シャリーの遅角(進角?)装置のリターンスプリングの毀損によるもののようでした。
とりあえずA田君に譲ってもらったCF70のものをつけました。
ついでにチェーンテンショナーの点検をしておきました。
この後、再度キャブの掃除と調整を行い、ようやく走れるように成りました。
F兄さん。登りのきつくない短めのコースでツーリングプランお願いします。
巡航速度的に、K澤さんのモンキーと、H間君はマストメンバーで・・・