今日は、ちょっと曇り気味・・・空を睨みながら作業をはじめます。
 
新しく作ったパッキンで、再びウォーターポンプを取り付け。
今度は漏れませんようにイメージ 1
・・・知らず知らずのうちに液体ガスケットが多目になっていました
 
インマニの取り付けナットも、もう一度確認
イメージ 2
ラジエーターを仮付けて水をいれ、セルを回してクーラント漏れのチェックをします。
 
今度はとりあえず大丈夫そうです
 
では、次にキャブをつけてしまいます。イメージ 4
パーツクリーナーでさっと洗って・・・
 
ガスがピュっと出ることも確認。
イメージ 5
折角なので、前後のキャブを連結した状態で、メカニカルな同調を取っておきます。
 
キャブを着け、燃料系の配管等を済ませたところで、やっておきたいことがありました。
 
実はこのエンジン、カムの組み方が間違っているのです。
 
プーリーの一番圧縮上死点位置(デスビローター二時方向)で、一番のカムが「外・外」でなければいけないのですが、このエンジンは「内・内」・・・・これから吸気のプロセスになっちゃっています。
 
残念ながら、これはアルファ屋さんが組んだエンジンじゃあないのかもしれませんね~
イメージ 6
どうしても気になっていたので、この機会に直しておくことにします。
でも、ココには、カムチェーンのクリップが見当たりません・・・・
 
クランクプーリーを一回転させると、こんな位置についていました。
イメージ 7
ちなみにこの位置では、一番カムは「外・外」、でもデスビローターは八時方向・・・・
 
さて、どうやって直そうか・・・このままカムだけを外してを入れ直すのが一番簡単ですが、クリップ位置が4番圧縮上死点になってしまうので、スッキリしません。
 
と、いうことでカムを一端外し(バルブを引っ込める)、連結を外したカムチェーンを送りながらクランクプーリーを一回転させ全ての位置を正しくなるようにしてから、カムを組むことにしました。
 
正しい位置関係になったところで、カムを組みます。
イメージ 8
カニ目レンチでマークにあわせて微調整
 
キャップの締め込みは、トルクレンチで行ないます。
イメージ 9
はじめに、1.5kg・m、次に2.0・・・最後にに2.2と、気をつかって三段階に締めました。
 
ようやく、クランクプーリ・カム・デスビローター、オマケにカムチェーンのクリップ位置が揃いました
イメージ 10
組み終わったらチェーンテンショナーを戻し、クランクプーリーをソケットレンチで手回し、引っかかりや異音がないことを確認しました
 
ここで、ようやくエンジンをかけれる準備が整いました。
オイルの量をチェックしてから、はやる気持ちをおさえ、イグニッションON
 
 
・・・・「パスン・・・」
 
アフターファイヤー気味に一回小さな爆発。そのあと水漏れチェックで酷使したバッテリーが弱まり、セルを回せなくなりました。
 
まあ、明らかに点火タイミングがずれているみたいです。火花テストもイマイチだったので、点火系のチェックが必要です。
 
でも、今日は寒い~  風も強すぎ  
 
と、いう事で点火系は後回しにして、久しぶりにボンネットをつけておく事にしました。イメージ 11
一生懸命、位置を微調整し、スペーサーを出し入れしてチリをあわせていたら、辺りは暗くなってしまっていました
イメージ 3
半月ぶりに車らしい格好に戻った、Inadino号です。
 
今日の作業はココまで、未だ復活せず