先日少し調整してあげたゼットですがその後オーナーが自分でチャレンジしてみたところメタメタにしてしまったそうです。

何とかアイドリングする程度まで直してほしいと言うので雨の合間を縫ってガレージまで駆けつけてきました。

以前から気筒間のばらつきがあったのですが、中古のキャブと言うことで、少し開けて異常がないかチェックをしてみました。


さすがにジェットなどは同じものが入っています。

と次にパイロットスクリューを1本1本点検してみました。

すると早速1番のパイロットスクリューの先端がほとんどなくなってしまっていました。

ちなみに他の5本もやや段つき摩耗が発生していました。

オーナーにスクリューの購入を頼んでおきました。



先端のなくなっているものは、少し圧縮の低い第5気筒にとりあえず使っておきました。

ターンバックル長さやスロットルスクリューの調整をし、パイロットスクリューの戻し量を標準値にしてエンジンをかけてみました。

ややばらつきはあるものの、500回転でもエンストしません。

今日のところは800回転に調整して終了しました。