小さな町の旧車スローライフ

ヤフーから引っ越してきました。 車、バイクを中心にネコ、旅行、音楽等の記事を不定期投稿しています。 自身の備忘録的なものが多いですが、よろしければ覗いてみてください。

2018年06月

最近なんか異音が出てると思いボンネットを開けてチェックしました。



どうもアイドラープーリーのあたりで少しベルトがはみ出ていて様子がおかしいので、ベルトを外してみてみることに。


ベルトを外すにはテンショナーを緩めます。
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テンショナーのこの部分を#17のソケットで半時計方向へ力をかけると緩むので、緩ませながらベルトをずらして外します。

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ベルトを外すとこんな姿になったプーリーが出現!あと少し放っておいたらベルト切れに起因する惨事を招いたことでしょう(恐!)
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このパーツは幸運にもスペアを持っていました。

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キャップを外すとトルクスの頭が見えるので、交換は簡単です。
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外したプーリはベアリングが傷んでいました。回転不良のロックでプーリーの樹脂部分に力がかかり、割れてしまったと思われます。

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フィルター無交換 6.5リットル
106,672km

先日見に行ったイベントで、ジャンクの発電機を安く売っていたので、買ってみました。YAMAHAのET800というモデルで、OUTPUTは100Vが一つです。
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売主さん曰く、プラグに問題があるとのことですが、直るかどうか挑戦してみたいと思います。
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ガソリンは入っている様なので、試しに起動をしてみます。スイッチをONにしてコックを開け、チョークを閉めてから勢いよくスターターを引っ張ってみました。
数度引っ張ってみましたがかかる気配なさそうです。
ということで点検開始~
先ずはプラグチェック・・・特にひどい状況でもなく、火花もちゃんと飛んでいる様です。
次にガソリンチェック・・・匂い的には腐っている様です。
圧縮チェック・・・プラグ孔を指で押さえ、簡易でチェックしましたがこれも良さそうです。

キャブのチェックには分解が必要なので、少しばらしていきます。

前面のカバーを開けると、スポンジのエアークリーナーがありましたが、ほぼ風化しており、取り出すと粉々になってしまいました。

上部のタンクは、ネジ4本とコックから燃料ホースを取り外すことで分離でき、構造が一目瞭然になるため一気に分解が進みます。

この時点で燃料コックの作動をチェック、問題ありませんでしたが念のため分解清掃をしておきました。

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前面パネルはキャブを固定している二本のネジとその他一本、および配線類を外すことで分離できます。

取り出したキャブを観察し、分解をして内部をチェックしていきました。


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フロート室には腐ったガソリンが残っており、いくらかタール状の堆積がありましたが、それ程苦労することもなく綺麗にできました。

フロート室のメインジェットは完全にふさがっていたので、マイクロドリルで丁寧に異物を取り除き、清掃・貫通させました。

フロートピンが取れにくかったのですが、変形が作動不良はなさそうだったので取り敢えず各部や孔をキャブクリーナーで清掃して組み立てました。

燃料を新しく50:1に混合したものに入れ替えて再始動を試みると、「ブブブ~ン」と音を立てて動き出しました。

チョークを引いているため、白煙モウモウですがなんとかアイドリングを継続します。しかしチョークを戻すと暫く唸った様な感じになりやがて停止してしまいます。

再度キャブをばらし、今度はフロート部をばらすと、フロートバルブのスプリング部分の固着がありました。このため、フロートレベルの微妙な調整が出来ていなかったようです。

再度の始動ではきちんとアイドリングをはじめ、調整も出来ました。
肝心な発電もちゃんとされていました。
レジャーや災害時に一台あるといいなあとおもっていたので、安価に入手出来てラッキーでした。


準備とテストが出来たので、後は実行あるのみです。


安全面での注意点は
①キーを操作しない
②ドアロックを操作しない
③ドアを開けない
基本的にこれでSBCは作動しないようですが、やはり診断機で作動を停止しておきます。

診断機はキーON(2の位置)にしておかないと作動継続しませんので、バッテリーを消費します。診断機と車両が通信している状態でバッテリーが上がると、パソコンをいきなり電源OFFしたようなことになり、車両のコントロールユニットに悪影響を与えそうです。
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そのため、リアのスペアタイヤ横のバッテリーにチャージャーを繋いでおきます。

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次にブレーキのリザーバーのフルードを出来るだけ抜きます。

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次にアタッチメントをつけて新品の純正フルードを満タンにした圧送式のフルードチェンジャーを接続して、エアー圧をかけます。


ここまで準備が出来たら後は通常のエアー抜き作業です。

右ハンドル車の場合の順序は
右後 ⇒ 左後 ⇒ 左前 ⇒ 右前
です。ちなみにプラグはキャリパーの内側にあり、リフトできればホイールを外す必要はありません。
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#11のフレアナットレンチで扱います。


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今回はチャージャー容量の都合で、各500mlずつぬいていき、やく2リットルの交換を行いました。
全量交換の場合、通常は3リットルでやるそうですが中断をさせたくなかったので、今後の交換サイクルを一年にして対応することにしました。
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抜き出したフルード約2リットルは綺麗な印象で、暫く静置させて観察しましたが、沈殿物なども有りませんでした。


*私のような素人整備はあくまで自己責任でやっています。
この作業は殆どの場合、ディーラーや整備工場へ依頼するものです。
ちなみにフルード料金込みで大体一万円程度で出来てしまいます。
私は興味本位と自己満足でチャレンジしましたが、設備投資と頻度、安全性を考えると信頼できる工場へ頼む方が得策かと思いました。














本番の前に一度、診断機でSBCの作動を止めるテストをしてみました。

「special function」メニュー で 「DEACTIVE  SYSYTEM SBC」を選択します。イメージ 1

SBCに係わる作業を行う場合の注意事項が表示され、YESを選択するとSBC停止の作動が始まります。

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メッセージが出てSBCが作動を停止するまで90秒待ちます。
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最後の9秒が結構長かったのですが、SBCが問題なく停止しました。

次に再稼働をさせるため、こんどは「ACTIVE SYSYTEM SBC」を選択して実行します。
同様に90秒待ち、作動が再開されます。
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各キャリパーにかかっている油圧が表示されています。(50bar以上)

この後、正常にブレーキが効きましたので、テストは完了です。






















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